壁紙発祥の地
中国
壁紙発祥の地は中国だそうです。中国で発明された製紙法が各文化圏へ波及して発展しました。
明の時代(1368-1644年)には、家屋の内部の壁面に紙を貼る習慣があったと考えられています。(by Wikipedia)
「壁紙博物館」では、壁紙の始祖は中国の壁画だとしています。唐の時代に流行した宮殿壁画は、紙に絵柄を施したもので、この文化がヨーロッパにも影響をもたらしたとされています。(by壁装研究会)

ヨーロッパへの伝播
世界的な普及
ヴィクトリア朝の頃
ウィリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動の中で、唐草文様などが印刷された壁紙が考案され世界中に広まりました。
壁紙は印刷で大量生産されることから、安価な室内装飾であるだけでなく、保温性などに優れていることが普及の理由です。

日本の壁紙
明治時代の壁紙
明治の初め、イギリスの鉄道技師に教えられた日本橋の紙問屋が、和紙を用いた金唐革調の壁紙「金唐革紙(きんからかわし)」をつくりました。
ウイーン万国博覧会、パり万国博覧会その他各地の万国博覧会に出展。これが大好評で、その後の壁紙輸出ブームにつながりました。
日本の壁紙 大正~昭和
洋紙の壁紙
大正~昭和にかけて、洋紙の壁紙が製造され、主に旧満州や 朝鮮半島に向けて出荷されました。昭和10年には三菱製紙が本格的な壁紙生産設備を持ち、「三菱壁紙」として市販しています。
紙壁紙のみのこの時代、ある程度の壁紙生産はされていましたけれど、国内においては普及というまでには至りませんでした。

日本の壁紙 戦後
さまざまな壁紙
戦後の復興中に建築家が壁に麻布を張る仕上げ(麻布壁紙)を試み、これが大好評で、その後の布張り仕上げブームのきっかけとなり、東京オリンピックの時の建設ラッシュによる需要がますます拍車をかけました。
現在では、塩化ビニル、紙、繊維、無機質等々を素材とする壁紙(クロス)が数多く生産されています。